キャラクター紹介(主人公たち)
いちおう絵設定もあるんですが…そのうち載せます.ていうか,募集.
このページも常時更新予定.
- ドルバ(ブラウス・ドルバ・フレイマー)・男・戦士
- 大地の人,と呼ばれる亜人間種族であるドワーフの戦士.どうやらパーティの
中では一番発言力があるようだ.酒好きは彼らの種族特性であり,彼ももちろん
他聞に洩れることはない.金や銀,銅などの貴金属細工に長じる.主武器は戦斧.
- キティア(本名不詳)・女・軽業師
- 見ためやその言動とはうらはらに,相当の目利きを持つ軽業師.人間関係に
おいては,ちょっとのんびりしたふつうの女の子であるが,彼女の手腕によって
幾度も窮地を救われている.主武器は細身の短剣だが,普段は投げナイフを用い
ている.
- ロリエーン(ロリエーン・ジュディス・ヘイスティングス)・女・精霊術師
- 森の種族,とも形容される亜人間種族である森エルフの精霊使い.トラブル
メイカー.精神的にとてつもなく若いため,思索より先に行動してしまうらしい.
最もエネルギッシュな性格をしている.基本的に武器は準備しないが,弓と短刀
程度は扱える.
- アヤ(アヤ・ヤン)・男・吟遊詩人
- 冒険者稼業に暮らしている,ということになってはいるが,基本的に彼は
歌を愛する旅人である.そもそもなぜこの集団に属する気になったのかは不明.
一応護身程度はできるようだ.ミティラとの仲は公然である.主武器は連接棍棒
とキタラという古い四弦の弦楽器.
- リューナ(本名不詳)・女・魔法戦士
- そもそもはどこか高貴な一族の出だと思われるが,彼女はそれを話さない.
本職の魔術師と比較すればお遊び程度の魔法語を学び,用いることができる.
この集団のトランキライザ役としていつも苦労しているようだ.主武器は幅広の
片手剣.男性用であり,普通の女性にはとても振り回せない.
- ツカサ(本名不詳)・男・神官戦士
- 元聖騎士団の一員というが,なんらかの理由で罷免され,現在は外界に
生きているとか.セスティアの神群における無人格神である秩序神を信仰して
いる.基本的に無口であり,あまり感情を表に出すタイプでもない.主武器は
錫杖.
- ミティラ(ミティラ・ラーヤ・カーワ)・女・治療師
- 現在では没落したことになっている,カーワ男爵家の傍系貴族の末裔.
廃虚のような古城に幽閉同然の扱いを受けていたところを連れ出され,現在に
到る.基本的に冒険者でないため,旅に必要な技術はほとんどもちあわせていない
が,病理や薬草に詳しい.武器は所持していない.
- ネスティ(本名不明)・女
- ハンスの浮浪児.10 歳ぐらい.卵を盗もうとして浮浪児集団に咎められた
ところをキティアに保護される.
この小説のねらい
1. スーパーヒーローなんていらない
彼ら(彼女ら)は特殊ではありません.何やら設定ではいっぱい伏せてあり
ますが,冒険者として突出もしていないし,特別な背景もありません(ないしは,
特別な背景を利用できない世界に行ってもらいます).人なんて出るところへ出て
しまえば同じだというのを,ファンタジーでも実践したいのです.だから,彼ら
(彼女ら)は,必ずしも「勝ちません」.ただし「戦闘で敗ける」と話が終わって
しまいますので(笑).「戦闘で敗けない」ことはお約束します.
冒険者にとっての勝利とは何か,冒険者集団にとっての勝利とは何か.人類に
とっての勝利とは何か.スーパーヒーローでは悩まないであろう「勝利の種別」
をぜひ考えて下さい.いのちをだいじに.
2. 人間として生かしたい
彼らは人です.モノを食います.食ったら寝ます.起き抜けは眠いです.
トイレに行きます(ないかもしれないけど).感情的にもなりますし,冷静にも
なります.誤解しますし間違います.生と死が隣合わせのこの世界に「生きる」
ことが「本来どれだけ難しいか」,知っていますか.旅人はいったいどこから
食糧を得るのですか.どうやっておそるべき夜を眠るのですか.どうやって山と
積まれた宝を持ち帰るのですか.
コンピュータ RPG に置ける「人間として生きる部分の省略」が,ライトな
ファンタジー小説にも起こりつつあります.でも,小説でその部分を省略して,
本当に面白いものが書けますか.本当に「キャラの生きた」小説になりますか.
そんなふうに思ったので,私は逆に,どれだけ人間として生きる部分をファンタジー
に持ち込めるか,に勝負したいと思っています.
3. 魔法は万能であり,万能ではない
魔法(奇跡を含む)は世界にまんべん無く降り注ぐ…わけありません.厳密には,
魔法のエネルギーはまんべん無くあるでしょうが,それを理解し利用できる人間
はほとんどいません.ということは,高度で驚異的な魔法が,たくさん生まれる
ことはあり得ません.現代社会でいえば,スーパーコンピュータと超高帯域ネット
ワークは一般人にはまったく扱えるものではないというところでしょうか.
しかし,人々はその魔法の恩恵を受けて生活しているでしょう.それに人々は
ぼんやりとしか気付かないか,全く気付かないかのどちらかだと思われます.
そんな魔法の微妙さを表現したいと思うのですが…これは難しそうだ(^^;.
a33@wakaba.toyonaka.osaka.jp