研究者専用履歴書・業績書スタイルファイル


 山口志義夫,網野秀昭の両氏による履歴書スタイルファイルは,LaTeX を用いて美しい履歴書を効率よく作成してくれるものですが,研究者にとってアピールに必要な記入項目の欄がありません。そこで,研究者に都合のよい履歴書スタイルファイルに改造しました。また,研究業績をアピールするための業績書スタイルファイルも作成しました。
 注意事項はダウンロードの項目の後に記載しておきます。


  • [Download] 研究者用履歴書スタイルファイルと履歴書サンプル [EUC 版]
  • [Download] 研究者用業績書スタイルファイルと業績書サンプル [EUC 版]


  • [Download] 研究者用履歴書スタイルファイルと履歴書サンプル [MS Kanji 版]
  • [Download] 研究者用業績書スタイルファイルと業績書サンプル [MS Kanji 版]


使用方法

  1. まず研究業績をあげる。

    ない袖は振れませんので,何よりもまずこれが重要です。なんせ,業績書に至っては 72 件 4 ページまで業績を記述できます。また 36 件に達しない場合は,出力枚数が 2 ページ分だけになるようになっています。ちなみに作者の業績では 2 ページすら必要ありません(しくしく)。

  2. 履歴書の必要事項を記入する。

    上のリストから,UNIX/Linux 用の EUC 版,MS Windows 用の MS Kanji 版を選んでダウンロードした cv-*.lzh を解凍してできた sample1.tex をコピーして,注釈を参考にしながら必要項目を記入します。どのような出力になっているか,一度 sample1.tex をそのままコンパイルして出力してみることをおすすめします。

  3. 業績書の必要事項を記入する。

    上のリストから,UNIX/Linux 用の EUC 版,MS Windows 用の MS Kanji 版を選んでダウンロードした achieve-*.lzh を解凍してできた sample2.tex をコピーして,注釈を参考にしながら必要項目を記入します。どのような出力になっているか,一度 sample2.tex をそのままコンパイルして出力してみることをおすすめします。履歴書同様,これも架空といいますか,作者のデータファイルです。

  4. コンパイルして dvi ファイルを生成する。

    このスタイルファイルは,LaTeX 2.09 を念頭において作成されたものであり,UNIX の pLaTeXe や Microsoft Windows シリーズの pTeX などでコンパイルします。なお,MacOS 8/9 用の texture でコンパイルするには工夫が必要かと思われます。少なくとも,私は成功しませんでした。
    本家スタイルファイルの説明書にあるトラブルシューティングも参考にしてください。


既存のスタイルファイルからの変更点

 山口志義夫,網野秀昭の両氏による履歴書スタイルファイルは,マクロコマンドが日本語だったので,それをすべて英文字に変えました(単に当時の大阪大学の数学科のマシンで,コマンドが日本語マクロではコンパイルが通らなかっただけという理由もあります。現在はどうか知りませんが)。従って,今までのファイルはことごとくエラーが出て使えません。
 学歴・職歴の欄の行間を狭くしました。それに伴って,所属学会や専門分野,学位や学位論文を記述する欄を設けました。志望動機の欄などを削り落とし,簡単な業績紹介の欄を設けました。大学院生以上ともなれば,保護者の欄が必要な者はいませんが,帰省先といいますか,本人が事故や急病などの緊急時に連絡するための欄を設けました(というのか,欄の名前を変えただけで,ほとんどそのまんまという話もある)。
 なお,業績は別紙で提出する場合,履歴書の業績欄を \achievement{}{}{別紙参照} としておけばよろしいでしょう。


利用条件等

 このスタイルファイルも FreeBSD スタイルのライセンスを採用します。下記の場所にFreeBSD ライセンスの和訳がありますので,ご参照ください。

http://www.jp.FreeBSD.org/www.FreeBSD.org/ja/copyright/freebsd-license.html

 また山口志義夫,網野秀昭の両氏が作成されたスタイルファイルから引き継いだコードを多く含むため,本スタイルファイルの著作権者には原作者である山口志義夫,網野秀昭の両氏を含みます。

 本スタイルファイルによる履歴書および業績書で面接を受ける際に,コンピュータの有効利用を印象付けるため,面接官に対して「この履歴書・業績書のスタイルファイルは私が作りました。」と言っていただいて構いません。ただ,研究者として良心がとがめる方には,是非,お願いがあります。私の英語力は極めて拙いので(号泣),「英語として不適切なマクロ名をもっと適切なマクロ名に変える」という作業をしてからお使いになられますと,「この履歴書・業績書のスタイルファイルは,既存のファイルの不具合を私が修正して利用しました。」と言っても嘘にはなりません。その場合は,しっかり Copyright の行にあなたのお名前を書き加えておくことをお勧めします。

 ご健闘をお祈り申し上げます。


謝辞

 基となった履歴書スタイルファイルを開発してくださった山口志義夫氏,またその改良をなさった網野秀昭氏に深く感謝致します。それから TeX や LaTeX の開発や普及に携わっておられる全ての方々に感謝致します。


既知の問題点について

 学歴・職歴・資格・業績など,複数のデータを扱うマクロの中で,太字や斜体文字などを混ぜて使うことはできません。特に,数学では扱えないと不便なので,私としましても速やかな改良を考えています。


質問等について

 本スタイルファイルに関する問い合わせは,私(中川義行)まで電子メール(kyo-ju@iris.eonet.ne.jp)でお願いします。山口志義夫氏や網野秀昭氏に直接問い合わせるといったご迷惑はおかけしないよう,よろしくお願い申し上げます。




Written by Yoshiyuki NAKAGAWA