OSのバックアップ・復旧

(2001/02/08)
Librettoを初期状態に戻すのはリカバリの項で説明しましたが、 どうせなら一通りソフトのインストールや設定が終った状態を保存し、 いつでも復旧できるようにしたいと思うのはLibrettoユーザとして当然でしょう(!?)。 また、一度いれたらアンインストールできない癖に不都合が生じまくるM$なソフト (には限りませんが。例えばDirectX8.0はff1100Vにいれるとハイバネーション不可、 SNAPボタン動作せず、など不都合がゴロゴロ出て来るそうです。) を実験的にインストールしてみる時など、OSをまるごとバックアップしておけば 非常に便利です。ここではOSのバックアップと復旧についてだらだら書いてみます。

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  1. 目的
    HDDの取り外しをせず、LibrettoのOSをまるごとバックアップし、自由に復元する。
  2. 動作環境
    Windows95もしくはWindows98。当方では確認していませんが、 MS-DOSなど、FAT上にインストールされているOSなら可能のはず。 ただしWindowsMeはMS-DOSで再起動を行うことができないため、 FDDから起動フロッピーで起動できる環境 (すなわちLibrettoなどではブート可能なFDDが必要)である必要があります。 もしかしたらFAT16にインストールしたWindowsNT(もしくはFAT16/32にインストールしたWindows2000)でも可能かも知れません。
    HDDを複数のドライブに分けても不自由しないサイズのHDD、環境。 (以下では、HDDをC: D:の二つに分けている環境で説明します。)
  3. 必要なツール
    飯間 洋太さん作のフリーソフト D2F
  4. バックアップ
    D2F.EXEをCドライブ以外の好きな場所(ここではD:\D2Fというフォルダ)におきます。 できたら、Windowsを終了し、「MS-DOSモードで再起動」を行います。 WindowsMe/NT/2000などでは、起動ディスク(NTや2000のものがつかえるかどうかは怪しいです・・・・)を使って再起動してください。

    MS-DOSプロンプトが出て来たら、
    C:\> d:
    D:\> cd D2F
    D:\D2F> d2f s c: BACKUP.DAT
    これでCドライブがまるごとBACKUP.DATというファイルに保存できます。

  5. 復旧
    まず、何らかの手段でMS-DOSモードで起動します。入っているOSが起動可能ならバックアップをとった時と同様、MS-DOSモードで再起動でもいいですし、Windows起動前にF8を押したまま(Windows98ならCtrlキーでもOK)にしてSetupMenuからCommand Prompt Onlyを選んでも構いません。もちろんFDDから起動ディスクで起動しても問題なしです。どうにかしてMS-DOSプロンプトを出してください。

    MS-DOSプロンプトがでたら、
    C:\> d: FDブートしたら A:\>
    D:\> cd D2F
    D:\D2F> d2f r c: BACKUP.DAT
    とすると、CドライブをBACKUP.DATを作った時に戻すことができます。 復旧が終ったらCtrl+Alt+Delなどで再起動してください。

  6. 別の手段 (2001.04.10 update!)
    FATのドライブは一つしかないけど、WindowsとFreeBSDのデュアルブートだったりする場合、以下の方法でバックアップできました。

    FreeBSDを起動して、ログインしたら、rootになります。 /etc/fstab等で、OSの入っているドライブがどのデバイスなのか確認しておきます。ここでは/dev/ad0s1とします。ファイルシステムに既にマウントしてる場合、一度umountしておきます。
    hostname# dd if=/dev/ad0s1 of=./windows.dat
    これでwindows.datにバックアップがとれます。復元する時は
    hostname# dd if=./windows.dat of=/dev/ad0s1
    で、復元できます。また、kernelにvnを入れていれば、
    hostname# vnconfig vn0 ./windows.dat
    hostname# mount_msdos /dev/vn0 /mnt
    とかやると、バックアップファイル自体をマウントできます。


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