Libretto50によるコンパクトNATボックス

Libretto 50で、NATボックスを作成した記録です。 NATだけではなんなので、ファイルサーバ(Samba)、ウェブサーバ(Apache)、 DHCPサーバ(wide-dhcp)、etc...もインストールしました。
  1. 用意したもの
  2. インストール方針
  3. インストール過程
    1. 準備作業(既に入っているWindows98SEで作業)
      1. フォルダ C:\FreeBSDを作成し、 CD-ROMの中身をこのフォルダにコピーする。 packageなど、インストール時に入れない場合はコピーしなくてもよい。 paodist.tarもどこかに置いておく。
      2. http://members.tripod.com/~kurati/download.html#unix-bsdから、 bsdboot.comをダウンロードしてくる。 tar + gzip + uuencodeされているので、 Unixマシンがないひとは、これらを復元するツールを別途用意する。 (C:\bsdboot\bsdboot.comに置いた)
    2. インストール
      1. Ctrlを押したまま電源を入れる。Windows98 Setup Menuが出るので、 4. Step-by-step confirmation を選び、全ての質問にNと答える。
      2. bsdboot.comを置いたフォルダに移動し、以下のコマンドを実行する。

        ただし、表示は英語モードのため、 円記号はバックスラッシュで表示される。 また、キーボードも英語キーボードとして認識されるので、 バックスラッシュを入力する時は、「む」の刻印があるキーで入力する。

      3. FreeBSDのインストーラーが起動するので、普通にインストールする。 X-kernel-Developerでインストール。
      4. 再起動したらログインし、rootになる。
      5. paodist.tarを解凍(tar xf paodist.tar)
      6. paobin,paosrcを置いたディレクトリ両方でinstall.shを実行する。 これでシステムにPAO3が組み込まれる。
      7. デスクトップのLANカード(ここではPCIのカード、自動認識した)経由で、jless,tcsh,wide-dhcp,Samba,Apache,ssh,mule-canna,lha,unzipなど(必要なものだけ入れれば良い)をインストールする。別のマシンでインストールしたことがあれば、あらかじめ/usr/ports/distfilesの中身をftpなどでコピーしておくとかなり幸せ。ソフトのインストールは後でも良いのだが、コンパイルするのはデスクトップの方が速いので先にやっておいた。
      8. /etc/pccard.conf/etc/rc.confを編集する。 (私の設定を後日リンク先におきます。)
        基本的にはpccard.confはいじる必要はないはずであるが、 同じドライバを使う(ここではどちらのLANカードもedドライバを使う) 場合、一方をed0からed1に変える必要がある。更にNATやDHCPは、 ed0やed1のデバイスが認識されていないとうまく起動しないらしい。 この対策として、insertの項にNAT、DHCPの起動スクリプトを指定した。
      9. 再起動したらおっけー(手抜き)
      10. 問題となった点
        • NIC2枚の同時認識がしない
          どうもサウンドがNICとぶつかってたみたいで、 BIOSでサウンドをDisableにしたらあっさり認識しました。
        • kernelをNAT用に作り直したらNICがうまく動かなくなった
          実は当然。NATを起動したらちゃんとうごいた。
        • 何故かNICがうまく認識しない
          ケーブルがカテゴリ5相当になってなかったようで、 100Base-TXにつなぐとうまく通信できなかったのが原因らしい。
      11. おまけ
        DNSとかNTPとかあげてみました。結構便利かも。
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